むち打ち症について

「むち打ち症」放っておくとコワイことに…


「むち打ち症」の特徴として挙げられるのは、交通事故直後にあまり症状があらわれないことです。

病院でレントゲン検査やMRI等の画像検査を受けても、多くの場合は『骨に異常なし』。つまり、骨折や脱臼等が無いと診察され、湿布や鎮痛剤などを処方されるだけということが少なくありません。
その結果、適切な処置がなされず次第に首・背中のハリ感、腰痛、手足のしびれなど広範囲にわたって症状があらわれてくることがあります。

もし、あなたが今事故後から頭痛やコリ、首や腰の痛み、倦怠感、手足のしびれなどの症状でお悩みなら、是非一度当院へお越しください。

痛みやしびれの原因を根本から究明して、お一人お一人にあった治療を施し、身体を正常な状態へと導きます。

「むち打ち症」のメカニズム

「むち打ち」は、一体どのようにしておこるのでしょうか?
代表的な例としてよく知られているのが、交通事故によるむち打ち損傷です。

むち打ちによる外傷は、筋肉がショックを和らげるための防御をする間もなく衝撃が首を伝わることで、首の骨の頸椎に直接ダメージを受けてしまうのが最大の原因です。
そのため頸椎に強い炎症を起こし、それが首の痛みや腕・手のしびれの原因となります。

むち打ち症の起こり方はおよそ次の三つに分類されます。

  1. 正面からの追突によるもの
  2. 側面からの追突によるもの
  3. 後方からの追突によるもの

「1.」の正面からの場合は衝突直前に事故を予知しやすいため、首の筋肉が緊張し、衝撃を和らげることができるので比較的軽度です。首はまず前に強く曲げられ、その後、後ろにしなります。

「2.」の側面からの場合はまず追突された側に肩につくほど強く曲げられ、次に反対側にしなります。角度によっては複雑な損傷を受けます。

「3.」の後方からの場合は事故をまったく予知していないことが多く、首の筋肉は弛緩していますから「1.」のように衝撃を和らげることができません。首は後ろに強くしなってから前に曲がります。しなり方が小さくても受けるダメージは大きく、事故の九割がこのタイプです。

もともと人間の首の動きは前に60度まで、後ろと左右は50度まで、と限りがあります。この範囲を超えてしまうと首周辺の組織が損傷を受け、症状が出るのです。

「むち打ち症」は症状や原因で4種類のタイプに分けられます

1. 頸椎捻挫型

首の周りの筋肉や靱帯の損傷により出る症状。
首がだるい、頭が重い、頭痛、頚部の痛み、運動制限がある、肩がこるなど他の捻挫と同じような症状です。

2. 根症状型

脊髄から枝分かれした神経が圧迫されて出る症状。
しびれ感、知覚異常、電気が走るような痛みなど症状が複雑です。

3. バレ・リュウー症状型(後部交感神経症候群)

脳に栄養を送る椎骨動脈の血流低下に伴う症状。
頭痛、頭重、眼精疲労、耳鳴り、めまい、難聴、集中力の低下、さらに内臓不調など不定愁訴の症状がみられます。

4. 脳脊髄液減少型(低髄液圧症候群)

髄液圧が急上昇した際にクモ膜が裂け、脳脊髄液が減少して起こる症状。天候と気圧変化によって症状が変化します。
頭痛、めまい、倦怠感、視力障害、集中力の低下など「バレ・リュー症状型」に似た症状が出ます。

これらは単独で起こる場合もありますが複合的に起こる場合もあります。

見た目にあまり変化がない場合、周りから理解されにくく、精神的にも辛い状況に追い込まれる方もいらっしゃいます。
事故の状況によってはそのことが精神的負担になり、治癒を遅らせてしまいます。

段町鍼灸整骨院ではそういった心の問題もふまえ、様々なバックアップ体制を取りながら治療を進めております。

嵐電天神川駅×鍼灸部門
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2016年01月時点